2016年 08月 17日
八月納涼歌舞伎 |
第二部「東海道中膝栗毛」「艶紅曙接拙」
第三部「土蜘」「廓噺山名屋浦里」
「東海道中膝栗毛」は「奇想天外!お伊勢参りなのにラスベガス?!」とタイトルに添えられている通りの突き抜けた演出でした笑。たまたま観劇の直前に小学館から出版されている「染五郎の超訳的歌舞伎」というエッセイを読んでいまして、その中の一コーナーに染五郎さんと猿之助さんの対談が入っていたのですが、その中でお二人が「新しいものをやると、必ずといっていいほど、『これが歌舞伎なんですか?』と言われる。」とお話しされていたまんまの、とことんエンターテイメントにふった内容で、「澤瀉屋×高麗屋=すごいエネルギーの面白い作品が生まれる」という強烈な印象が残りました。またこのお二人が組んだ時には観に行かなきゃ。
第三部の「廓噺山名屋浦里」も笑福亭鶴瓶師匠が書いた新作落語からの演目でしたし、本当に歌舞伎っていうのは何でも入っちゃう器だし、面白いものを貪欲に取り入れるなあと改めて思わされました。
9月は文楽です。通し狂言での一谷嫩軍記、東京では41年ぶりとのこと。楽しみです!
by RM035
| 2016-08-17 21:28
| 雑記